【開催報告】 大学祭でのうま味講座、うま味体験レクチャー 
1.畿央祭「おいしい講座」
2.医獣祭「うま味って何?」

2016年12月

  • 1.畿央祭でのうま味講座

    日時
    2016年10月22日(土)
    場所
    畿央大学 畿央祭(奈良県北葛城郡)
    イベント名称
    「おいしい講座」
    主催者
    畿央大学健康科学部健康栄養学科山本隆教授および研究室のみなさん 

    今年開催された畿央祭の中で、当センターの理事長である山本隆教授および研究室メンバーによるうま味体験「おいしい講座」が実施され、総勢73名の幅広い年齢層の方々がうま味体験をされました。

    大学院生の方が講師となり、うま味冊子をもとにうま味のレクチャーを行いましたが、その中で、参加者のみなさんに二つのうま味体験をしていただきました。

    最初の体験は、うま味成分を加えた野菜スープと加えていない野菜スープの飲み比べによるうま味の機能についての体感です。試飲された70名(全体の96%)の方が、うま味成分を加えた野菜スープの方がおいしいと回答されました。同時にスープを飲み込んだ後に持続する味がうま味であることを体感していただきました。

    次の体験は、昆布だしと鰹だしの試飲による相乗効果の体感です。昆布だしと鰹だしのどちらを先に試飲しても、あとから試飲しただしの方がおいしく感じる方が64名(全体の88%)おりました。先に味わっただしのうま味と後に味わっただしのうま味が口の中で相乗効果を起こしたためだとご紹介しました。

    相乗効果のことを初めて知った家庭の主婦の方が感激した面持ちで、これからは昆布だしに加えて鰹だしも使用してみたい、との感想を述べられていました。 

    畿央祭うま味講座の様子①

    畿央祭うま味講座の様子②

    2.医獣祭でのうま味体験レクチャー 

    日時
    2016年11月5日(土)~6日(日)
    場所
    日本獣医生命科学大学 医獣祭(東京都武蔵野市)
    イベント名称
    「うま味って何?」
    主催者
    日本獣医生命科学大学応用生命科学部食品科学科西村敏英教授および研究室のみなさん 

    日本獣医生命科学大学では、昨年まで日獣祭として、単独で大学祭を開催しておりましたが、今年からは医獣祭として、日本医科大学と合同で大学祭を開催することになりました。その医獣祭の中で、当センターの副理事長である西村敏英教授および研究室メンバーによるうま味体験レクチャー「うま味って何?」が実施され、二日間で総勢約200名の方がうま味体験をされました。

     まず、研究室スタッフによるうま味の基本情報についてのレクチャーが行われ、クイズを交えながら、うま味物質にはグルタミン酸、イノシン酸、グアニル酸があること、グルタミン酸を発見したのは池田菊苗博士であること並びに、グルタミン酸が発酵法で製造されていることなどが紹介されました。続いて、うま味、塩味、苦味の水溶液の試飲による味の識別テストやミニトマトの試食によるうま味の体感が行われました。さらに、うま味成分を加えたみそ湯と加えていないみそ湯の飲み比べを行い、ほぼ全員の方がうま味成分を加えた方がおいしいと回答され、うま味成分の効果を参加者のみなさんに体感していただきました。

    最後に、グルタミン酸の製造法を誤解していた方は、正しい理解ができて良かったとの感想を述べておられました。 

    医獣祭うま味レクチャーの様子

    医獣祭うま味レクチャーを行った西村教授と
    研究室のみなさん

    畿央祭でのうま味講座、医獣祭でのうま味レクチャーともに、会場内には、うま味に関する興味深い内容の資料が展示されていて、スタッフによる説明や試飲・試食と合わせ、うま味について体感しながら知識を習得できる分かりやすい内容のレクチャーでした。

    参加された方々は、このレクチャーを通じてうま味のもつ機能と可能性について新しい発見を得られたのでは、と思っております。

    当センターからは、「うま味」リーフレットやうま味に関する情報を提供させていただきました。

    うま味体験の機会がありましたら、当センター制作のリーフレット等を提供させていただきますので、ご希望の方は当センター事務局までお問い合わせください。

    報告者:NPO法人うま味インフォメーションセンター理事 田中 利一