2008年は池田菊苗博士がうま味を発見してからちょうど100周年。この記念すべき年に、サンフランシスコでうま味シンポジウム、New Frontiers of Taste(味の新境地)が開催されます。
このイベントでは、シェフをはじめ、料理・ワイン業界の専門家、科学者、ジャーナリストなど、世界の第一線で活躍する食の専門家が一堂に会し、公開ディスカッションや料理のデモンストレーションが行なわれます。日本とアメリカを代表する3人のシェフによるうま味食材を使ったオリジナルコースの披露と試食会、さらに「マスター・オブ・ワイン」の称号を持つワインスペシャリストによるワインと料理のペアリングなど、北米においてうま味をより深く体感するための初めてのイベントとして、早くも注目されています。
ハイアットリージェンシー サンフランシスコ
5 Embarcadero Center, San Francisco, CA 94111, USA
参加者の紹介
総合司会
キャシー・サイクス博士
英国ブリストル大学教授
イギリスで最も知名度が高く活動的な科学者の一人。ブリストル大学パブリック・エンゲイジメント・オブ・サイエンス&エンジニアリングの議長を務める。イギリス国内で、科学の社会貢献の奨励に取り組む第一人者。BBCの科学・社会番組のプレゼンテーターとしても活躍。シンポジウム‘New Frontiers of Taste’ では持ち前の話術でパネリストや参加者からユニークなコメントを引き出そうと楽しく学べるプログラムを企画中。
オーストラリア、ニューキャッスル大学心理学準教授として、味と匂いについて幅広い研究活動を続けている。また、味覚嗅覚の知覚の遺伝変異や感覚機能の重要性と食物の嗜好性との相関関係についての著作がある。嗅覚科学研究での賞を受賞。また“Food Quality and Preference” (食べ物の質と嗜好について)を出版。オーストラリアと日本におけるうま味感度比較など、味覚心理学の側面からうま味の研究を続けている。
ハロルド・マックギー博士
フードライター
食品化学と調理に関する著作が多く、代表作の“On Food and Cooking: The science and lore in the kitchen” はスクリブナー賞受賞作。2005 年には 「Bon Appetit」 誌の最優秀フードライター賞を受賞。 Nature and Physics Today に論文発表をする一方、New York Times に食品科学についてのコラム ”The Curious Cook” を連載。2008年のTIME誌の 「最も影響力のある100 人」 特集でも紹介されている。