伊勢・志摩地域を中心として、地元の料理店などで親しまれている「てこねずし」は、元々は漁師が忙しい漁の作業中に食べられる食事として、船上で獲れた魚をその場で捌いて作られていた漁師飯でした。現代では、料理店だけでなく、ご家庭でも人が集まる際に、木桶を使って作り、宴会などでも食される機会は多いようです。地場でとれた新鮮なカツオやマグロを使うことで、旬の魚の美味しさを味わえる料理となっています。
出典:農林水産省Webサイト『うちの郷土料理』をもとに作成
https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/tekone_zushi_mie.html
昆布のうま味が効いたすし飯と、醤油とみりんで味付けされたカツオのうま味が合わさり、見た目も華やかな料理です。
RECIPE_HEADEND MATERIAL_TITLE MATERIAL_HEAD(4人分)
・かつお 1/4身(大きめのもの)
・青じそ 8枚
・しょうが 1かけ
・きざみのり 適量
・米 1と1/2カップ(240g)
・昆布 10cm
A {砂糖 大さじ3 酢 大さじ4 塩 小さじ1}
B {しょうゆ 大さじ5 みりん 大さじ2}
MATERIAL_FOOT① 昆布を入れて米を炊き(沸騰直前に昆布を取り出す)、Aを合わせて冷ます。Bは煮立てて冷ましておく。
② かつおをそぎ切りにする。
COOKING3③ 切ったかつおをBに漬け込む。(5~30分、鮮度で漬け込み時間は調節する)
④ 青じそとしょうがはせん切りにする。
COOKING_IMG⑤ ①で準備した米にかつおをのせて漬け汁もふりかけ、④ときざみのりを散らす。
POINT_START2・かつおは漬け汁につけることで身が締まり、おいしさが凝縮されます。
・かつおが手に入らない場合は、はまちやまぐろでもおいしく作れます。
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