大阪や京都の伝統的な雑煮は、白味噌汁に丸餅が一般的です。他に、大根、にんじん、さといも等を入れます。大根やにんじんは、丸餅と同じようにすべて丸く輪切りにします。角が立たないようにと丸いものを入れる縁起かつぎのようです。正月の時期には普通より細い大根やにんじんが雑煮用としてスーパーに出回ります。大阪府内では、食育の一環として農家女性が先生となって、みそづくりから雑煮づくりまで一貫して体験させるなど、伝統の白みそ雑煮を伝える取組をする小学校もあります。
白みそ雑煮の出汁は、昆布だしが一般的に使われています。普通の味噌よりも若干甘味のある白みそそのものの味を楽しむために、昆布のうま味成分が優しく白みその味を支えています。
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