「ぐる煮」は、大根、人参、里芋といった県内で手に入れやすい冬の根菜などを材料とした煮物です。現代よりも食糧の調達が大変だった時代、あり合わせの野菜を使って「ぐる煮」を大量につくり、何度も温めなおしながら食べられていました。「ぐる」は、土佐の方言で「仲間」「みんな」を意味し、もともとは「南無阿弥陀仏(なむあみだぶつ)」の6文字にちなんで6品の食料が使われていたそうです。だしがしみたうま味たっぷりの野菜は煮返す度においしくなります。
出典:農林水産省Webサイト『うちの郷土料理』をもとに作成
https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/ika_menchi_aomori.html