日本の 郷土料理と うま味
高知県 の郷土料理

ぐる煮

ぐる煮

「ぐる煮」は、大根、人参、里芋といった県内で手に入れやすい冬の根菜などを材料とした煮物です。現代よりも食糧の調達が大変だった時代、あり合わせの野菜を使って「ぐる煮」を大量につくり、何度も温めなおしながら食べられていました。「ぐる」は、土佐の方言で「仲間」「みんな」を意味し、もともとは「南無阿弥陀仏(なむあみだぶつ)」の6文字にちなんで6品の食料が使われていたそうです。だしがしみたうま味たっぷりの野菜は煮返す度においしくなります。

出典:農林水産省Webサイト『うちの郷土料理』をもとに作成
https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/ika_menchi_aomori.html

材料

(4人分)
大根 300g
里いも 140g
にんじん 80g
ごぼう 80g
こんにゃく 1/2丁
厚揚げ 1枚(または油揚げ2枚)
だし汁(いりこ)3カップ
A{うす口しょうゆ 大さじ3 砂糖 大さじ1}

つくり方

①里いも以外の材料を2cmの角切りにする。

②里いもは皮をむいて①よりやや大きめに切り、ゆでてぬめりを取る。

③だし汁に①②を入れ、Aで調味して弱火でゆっくり煮る。

POINT

いりこだしは、水にいりこを漬けて冷蔵庫で一晩置いたものを使用しました。