日本の 郷土料理と うま味
広島県 の郷土料理

かき飯

かき飯

広島県の郷土料理「かき飯」は、かきの養殖が盛んな江田島市周辺で作られてきた、かきの豊かなうま味を楽しむことができる炊き込みご飯です。広島のかきに関する歴史は古く、縄文時代や弥生時代からかきを食べていた証拠が、貝塚から見つかっています。1500年から1600年代には養殖が始まり、現在では広島県のかきの水揚げは全国の約6割を占めています。
かき飯は、一般の家庭でも作られるほか、地元の飲食店を始めご当地駅弁としても愛されています。
広島のかきは身が大きく濃厚な味わいが特徴。酒で炒りつけてさらにうま味が凝縮したかきを味わってください。

出典:農林水産省Webサイト『うちの郷土料理』をもとに作成https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/42_28_hiroshima.html

材料

●材料(4人分)
米 480g
かき 300g
ごぼう 100g
にんじん 100g
油揚げ 1枚
だし汁 600ml
みつば 少々
A{酒 大さじ2}
B{酒 大さじ3 薄口しょうゆ 大さじ1 塩 小さじ1強}

つくり方

① 米はといで30分間程度水に浸し、ざるにあげる。
② かきは塩水で洗い、ざるに取って水気をきる。小なべにかきを入れてAを振りかけてさっとと炒りつけ、表面がコロンとなったらざるに取る。煮汁はとっておく。

③ ごぼう、にんじんはささがきにする。ごぼうは水にさらしてアクを取る。油揚げは湯をかけて短冊切りにする。

④ 炊飯器に米を入れ、だし汁・B・②の煮汁・③を加えて炊く。炊きあがったらかきを入れて10分間蒸らし、切るようにサックリと混ぜる。
⑤ 器に盛ってみつばを1cmに切って散らす。

POINT

・かきは身に傷をつけないように汚れをしっかり洗うとよりおいしく仕上がります。
・だし汁は、昆布とかつお節でとる一番だしを使用しましたが、和風顆粒だしでも代用できます。その場合はしょうゆや塩を減らして塩分を調整してください。