日本の 郷土料理と うま味
島根県 の郷土料理

うなぎ豆腐

うなぎ豆腐

1750年頃、現在の島根県松江市と安来市に隣接する中海で、突如としてうなぎの漁獲が豊富になったことから、出雲産のうなぎが有名になりました。籠に入れられたうなぎは天秤棒で担がれて安来港から出港し、出雲街道を通り大阪に陸路・水路を駆使して運ばれました。出雲産のうなぎは大阪の食文化に大きな影響を与えたと言われており、一時期は「出雲屋」という名前のうなぎ店が乱立したほどだといいます。現在でも出雲地方には多くのうなぎ屋が店を構えています。ほとんどが養殖うなぎになってしまいましたが、郷土の味を今も守り続けています。特に「うなぎ豆腐」は手軽に作れるため、家庭料理としても浸透しています。

うなぎうとだしのうま味の相乗効果を味わえる一品、是非お召し上がりください。
出典:農林水産省Webサイト『うちの郷土料理』をもとに作成
https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/unagidofu_shimane.html

材料

●材料(2人前)
うなぎの蒲焼 1尾
焼き豆腐 1丁
青ねぎ 30g
しめじ 1/2パック
A{だし汁 360ml うす口しょうゆ 大さじ2 みりん 大さじ2}

つくり方

①うなぎの蒲焼を食べやすく切る。焼き豆腐は斜めに切る。

②Aを合わせ、①を入れて5~6分煮る。
③ほぐしたしめじを加えてひと煮立ちさせ、斜め切りにした青ねぎを加えて沸いたら火をとめる。

POINT

・だし汁は、昆布とかつお節でとる一番だしを使用しましたが、和風顆粒だしでも代用できます。その場合は加えるしょうゆの量を減らしてしてください。
・お好みで、仕上げに春菊や水菜を加えてもおいしく召し上がれます。