日本の 郷土料理と うま味
宮城県 の郷土料理

はらこ飯

はらこ飯

鮭を三枚におろし、皮と骨をとり刺身状に薄く切った切身を、煮汁(醤油、酒、みりん、砂糖)でさっと煮、皿などに上げておきます。はらこ(鮭の卵)は、パラパラになったものを煮汁にさっと通しザルに上げておきます。この煮汁に水を足してご飯を炊き、切身とはらこをご飯の上に盛り付けます。 福島県から宮城県へと流れる阿武隈川は、昔から鮭が上る川で有名でした。宮城県亘理荒浜地方では、藩主伊達政宗が貞山運河の工事視察を行った際に、漁師が献上したのが始まりと言われ、地元産の鮭を使った秋の名物料理です。

白飯は私たち日本人にとって大切な栄養源です。鮭の身とはらこを煮た煮汁には鮭のうま味がたっぷり。この煮汁で炊いたご飯は、鮭が上がってくる地方での贅沢うま味ご飯ですね。

出典:農林水産省Webサイト『うちの郷土料理』をもとに作成
https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/harako_meshi_miyagi.html

材料

(4人分)
・鮭 240g
・いくら(しょうゆ漬け)適量
・⽶ 3カップ
鮭の煮汁と水 3と2/3カップ
A {しょうゆ ⼤さじ3 酒 ⼤さじ2 砂糖 ⼤さじ1}

つくり方

① 鮭は⽪や⾻を除きそぎ切りにする。鍋にAを煮⽴て鮭の⾝を⼊れて煮る。煮えたら、煮汁と分けておく。

② ⽶は洗ってざるにあげ30分おく。⽶に①の煮汁と⽔を⼊れて炊く。

 ご飯を器に平らに盛り、鮭の⾝をのせ、いくらを散らす。

POINT

  • わさびや海苔などのお好みの薬味を添えても美味しく召し上がれます。