うま味インフォメーションセンター

活動報告

スペイン バルセロナで うま味情報の発信

2012.01.01

スペイン バルセロナ

エキスポケミア(科学分野の発展を目指す学会)において「More than Chemistry, Food Innovation」というシンポジウムを共催し、うま味の情報発信を行いました。

2011年11月16日、スペインのバルセロナにて開催された科学分野の発展を目指す学会「エキスポケミア」において、うま味インフォメーションセンターはSpanish Sensorial Science Society(スペイン感覚科学学会)との共催で「More than Chemistry, Food Innovation」というシンポジウムを開催し、うま味に関する情報発信を行いました。


欧州では、5つの基本味の一つであるうま味について、科学者にもまだ十分に理解されているとはいえず、この学会に参加するそれらの方々に、科学的に立証されているうま味に関する情報を伝えることは重要であると考え参加いたしました。

午前の部では、フランス国立農学研究所(INRA)Herve This博士他の研究者の方々より、分子調理学の最新の研究成果と病気による味の感じ方の違いから病名を診断する研究などについて講演がありました。

午後の部では、九州大学二ノ宮裕三教授、ドイツ人類栄養学研究所Wolfgang Meyerhof 博士、モネル科学感覚センターJulie Mennella博士、Gary Beauchamp博士、UIC二宮くみ子理事他が出席し、それぞれの専門分野からうま味や味覚について発表いたしました。

UIC二宮くみ子理事は、うま味の特徴や発見から現在に至るまでの歴史、著名な料理人・シェフや科学者とのコラボレーションによるうま味の普及啓発の活動について、九州大学二ノ宮裕三教授は、最近10年間のうま味受容体と味覚神経の反応に関する研究からうま味の科学についてそれぞれ発表されました。

ドイツ人類栄養学研究所Wolfgang Meyerhof博士は苦味の科学について、またモネル化学感覚センターJulie Mennella博士は、人間が胎児期から授乳期までの間どのように味覚と風味を経験するかについてそれぞれ発表されました。


シンポジウムには研究者、フードジャーナリストなど約60名が参加し、うま味に関する科学的な研究成果を伝えることができました。