うま味インフォメーションセンター

活動報告

NOBU香港 UMAMI and SAKE Dinner レポート

2012.06.18

世界的に有名な日本人シェフ、NOBUさんこと松久信幸氏は、2010年以来、世界の主要都市に展開するレストランNOBUで「うま味と酒(Umami and Sake)」をテーマにした特別なディナーを開催しています。
新刊の「nobu's vegetarian cookbook」で述べられているように、松久氏はうま味を熟知し、うま味インフォメーションセンターが制作したうま味リーフレットにも次のように寄稿されています。
「うま味とのコンセプトが理解できれば、うま味食材を上手く組合せることができるようになります。一緒に仕事をした多くの若手シェフが、うま味を活かして新しい味を生み出しているのをとても嬉しく思います。 例えば、『小鉢でサーブされる風味のよいエッグカスタード』と表現される日本の伝統的料理、茶碗蒸しにトマトピューレを添えると、新しい風味の一品となります。うま味を理解することでよりクリエイティブになり、それまでになかった美味しい一皿の創作につながるのです。また私自身も、そうした彼らの活動から、うま味を活かした新たな創作の意欲を得ています。 美味しくてしかも体に良く、また低カロリーでも満足感を得ることのできる日本料理は、健康的な料理の領域で新しいレシピを生み出していくための大きなインスピレーションの源泉になっています。今やトップシェフ達によるうま味の創作料理が、世界中で人々が美味しくヘルシーな料理を楽しむことができるうま味の普及を推し進めているのです。 」
(うま味インフォメーションセンター 英語版リーフレットに記載内容のため、原文は英語となっております)

今回のディナーイベントは、松久氏が主催するアジアで初の「Umami and Sake Dinner」です。世界に広がる彼の交友関係と素晴らしい企画力のおかげで、彼の友人でもある2人の著名なシェフ、ペドロ・ミゲル・スキアフィーノ氏とTOSHIROさんこと小西紀郎氏をゲストシェフとしてペルーから迎えることができ、両シェフによってペルー料理と日本料理の趣が加わることになりました。ペドロシェフは ペルー・リマの「Malabar」と「La Pescaderia」という2つのレストランのオーナーシェフを務める傍ら、ペルーのアマゾン地域から食材を見出して積極的にメニューに取り入れ、新たな味を創出していることで世界的に知られています。そして同じくペルー・リマの「Sushi Bar Toshiro's」のオーナーシェフである小西シェフは、日本料理とペルー料理のフュージョン、すなわち繊細な日本の調理方法とダイナミックな南米の食材を組合せた料理で知られています。
小西シェフと松久氏はペルーで駆け出しの寿司職人として働き始めた頃からの友人です。ともに1974年にペルーに渡り、ペルー初の日本食レストラン「Matsuei」を開業しました。ペドロシェフ、小西シェフもまたうま味の良き理解者で、2010年に当センターが主催した「シェフが語るペルー料理 -豊かな食材と伝統のうま味-」と題したイベントでのコラボレーション以来、うま味の普及に積極的にご協力いただいています。

また、うま味インフォメーションセンターの二宮くみ子理事、世界各国のNOBU レストランで愛されている「北雪」ブランド蔵元である北雪酒造代表取締役の羽豆史朗氏がゲストスピーカーとして参加しました。
今回NOBUインターコンチネンタル香港に隣接するインターコンチネンタル香港のハーバービュー・ファンクションルームにおいて二夜にわたり開催された特別ディナーは、延べ100名を超える方々が参加されました。
カクテルレセプションに始まるディナーは、ペドロシェフ、小西シェフ、松久シェフがそれぞれ2品ずつ料理を担当し、最後にスペシャルデザートで締めくくる7品のコースメニューでしたが、3名のシェフによる特別なメニューは、参加された方々を興味深い味覚の世界へと誘い、新鮮でうま味の豊かな食材から生み出されるおいしい料理に、うま味の果たす役割を深く理解していただきました。また、北雪酒造の羽豆史朗社長が料理とお酒のコラボレーションを紹介され、ご参加の皆さまは「Umami and Sake」のテーマの通り、料理とともに日本酒も堪能されました。
うま味インフォメーションセンターは今後もNOBUレストランに協力し、この素晴らしい催しを継続してまいります。