うま味インフォメーションセンター

活動報告

2012 ASIAN FOOD HERITAGE FORUM でのうま味講演

2012.09.26

日  時 2012年8月20、21日
場 所 タイ バンコク Imperial Queen's Park Hotel
参加者 食文化・食品関係研究者・料理人・食品業界関係者
登壇者 山本 隆 (畿央大学健康科学部大学院教授・うま味インフォメーションセンター副理事長)
報告者 うま味インフォメーションセンター 理事 渡辺 章

2012年8月20日、21日の2日間にわたり、2012 Asian Food Heritage Forumがタイ国バンコクのImperial Queen's Park Hotelで開催され、当センター山本 隆副理事長が 「Umami:a critical role in palatability of food(うま味:食品に欠かせないその役割)」という題名で発表いたしました。

内容は、だしを使う伝統的な日本食の特長と西洋・中国のだしとの違い、うま味成分の発見、うま味はどのように感じるかというからだの仕組み、そしてうま味の持つ役割と機能、さらに日本食だけでなく世界中の料理でうま味が使われていることなどについて分かりやすく説明し、参加者から大変興味深い発表でうま味について良く分かったとの感想をいただきました。

本フォーラムは、Chulalongkorn大学Institute of Thai Studies(タイ)と浙江工商大学中国飲食文化研究所(中国)の共催で、昨年は中国杭州市で開催されました。

今回は、「Harmonizing Culture, Technology and Industry(文化、技術、産業の調和)」というサブテーマで開催され、東南アジア、東アジアの各国及び米国の食に関わる研究者、専門家が参加して発表を行いました。

またフォーラム初日は、タイ王室のシリントーン王女が ご出席され、ご挨拶のあと熱心に発表を聞かれていました。
当センターでは、今後もこのような会合に積極的に参加し、グローバルなうま味の普及を図ってまいります。

山本隆教授の講演
山本隆教授の講演
会場の様子
会場の様子