うま味インフォメーションセンター

活動報告

第25回日本口腔診断学会・第22回日本口腔内科学会合同学術大会でのうま味ランチョンセミナー「Discover umami taste: The stomach also detects this 5th basic taste」

2012.10.03

日  時 平平成24年9月21日(金)正午~午後1時
場 所 一橋講堂 (東京・千代田区)
参加者 約200名 歯科、口腔内科、歯科衛生士、医療関係者
提 供 味の素株式会社
登壇者 NPO法人うま味インフォメーションセンターAna San Gabriel博士
報告者 NPO法人うま味インフォメーションセンター 事務局 栗脇 美緒

うま味の受容体が舌だけでなく消化器にも存在することが、科学的に実証されてから数年がたち、その認識が浸透しています。 また、うま味の唾液分泌促進機能についても臨床の現場で検証されつつあります。
そこで、うま味の正確で最新の情報を歯科医をはじめとする医療従事者の皆様にお伝えするため、9月21日、味の素株式会社提供のランチョンセミナーにおいて、弊センターAna San Gabriel獣医師による講演が行われました。

約1時間にわたる講義は、味覚の基本知識の説明ののち、うま味による唾液分泌促進機能、また、胃のうま味受容体の説明等、参加者の方々の日々の医療業務に直結した情報をお届けしました。 そして、うま味発見の歴史、うま味成分グルタミン酸の情報、うま味が持つ様々な機能、うま味を活用しただし・野菜スープの説明、グルタミン酸と核酸系うま味成分(イノシン酸・グアニル酸)との相乗効果の説明のあと、野菜スープとそこにうま味調味料を加えたものの2点を味わっていただき、うま味調味料の効果を体感していただくという広範囲に及びました。 スープを飲み比べながら、うま味調味料の効果に頷く方が多くおられました。

後の質疑応答では、うま味たっぷりの料理を作る秘訣は?という座長の庄司先生からのご質問に対し、うま味豊富な食材を用い、足りないときはうま味調味料でうま味を更に強めるなど、毎日の食生活へのヒントも提供されました。


うま味インフォメーションセンターは今後も様々な機会を通じて、うま味の正確で最新の情報を提供していきます。

受付風景
受付風景
Ana San Gabriel氏講演風景
Ana San Gabriel氏講演風景
登壇者および関係者左から笹野教授,サン・ガブリエル博士,庄野教授,佐藤教授
登壇者および関係者左から笹野教授,サン・ガブリエル博士,庄野教授,佐藤教授