【開催報告】畿央祭「おいしい講座」
2012.12.03
日 時 | : | 平成24年10月21日(日)①10時~ ②11時~ ③13時~ ④14時~ ⑤15時~ |
場 所 | : | 畿央大学( 奈良県北葛城郡広陵町) |
参加者 | : | 114名(うち子供17名) |
報告者 | : | NPO法人うま味インフォメーションセンター 室谷 純子 |
畿央大学学園祭にて健康科学部健康栄養学科山本隆教授(UIC副理事長)のゼミと同学科上地加容子助教のゼミとの共催により『おいしい講座-うま味ってなんだろう?うま味についての"あじな話"とうま味の体験(試食、試飲)』が開催されました。
当日は好天に恵まれ、在校生だけでなく、学園祭に来られた近隣にお住い方々など、多数の方にご参加いただくことができました。
山本先生によるうま味に関するレクチャー、昆布だしとかつおだしを用いたうま味の相乗効果、さらにみそ湯にうま味調味料を加えることでおいしくなるうま味の呈味効果について参加された方々に実体験していただきました。
うま味の相乗効果の実験では参加者を2つのグループに分け、昆布だし→かつおだし、かつおだし→昆布だしと味わう順をグループごとに変えて、最初に飲んだだしと後から飲んだだしのどちらの方が味を強く感じるかという質問をしました。
それぞれのだしが昆布の風味、かつお節の風味がはっきりしているのでわかりにくいところもありますが、どちらのグループも後から飲んだ方を強く感じたと回答されました。
この味覚体験で、昆布だしのうま味成分であるグルタミン酸とかつおだしのうま味成分であるイノシン酸を合わせるとうま味の強さが数倍に強くなるうま味の相乗効果を実感していただけたと思います。
次のみそ湯の実験では、最初にみそ湯だけを飲み、次にみそ湯にうま味調味料を加えて飲むと味がどう変化するか質問しました。その結果、97%の方がうま味調味料を加えると「おいしくなった」と回答し、うま味の呈味効果を体験していただくことが出来ました。
当センターでは、うま味の理解・普及に向けて、このような活動をこれからも続けてまいります。
引き続きご支援よろしくお願い申し上げます。