うま味インフォメーションセンター

活動報告

平成26年度 産業・情報技術等指導者養成研修(横浜国立大学)でのうま味講義実施

2014.09.29

日  時 平成26年8月6日(水)10:30~12:00
場 所 横浜国立大学(神奈川県 横浜市)
参加者 中学校家庭科教員25名
講 師 NPO法人うま味インフォメーションセンター理事 二宮 くみ子氏
報告者 NPO法人うま味インフォメーションセンター 室谷 純子

昨年、横浜国立大学教養教育科目(自然科学系)「おいしさの科学」においてゲストスピーカーとして当センター二宮くみ子理事による「うま味を知る-世界が注目する味覚-」の講義を行わせていただき、その講義にご参加された横浜国立大学教育人間科学部杉山久仁子教授より、同校で開催する中学校の家庭科教員向けセミナーにおいて、是非同様のうま味講義を実施して欲しいというご依頼をいただき、本講義を行いました。
うま味の基本情報、機能(持続性、舌全体に広がる、唾液の分泌を促進)、効果(相乗効果、味の調和、減塩)につき、試食・試飲(プチトマト、パルメザンチーズ、昆布だし、かつおだし、野菜ブイヨン、野菜ブイヨンにうま味成分を足したもの)をまじえ、講義を進めました。野菜ブイヨンにうま味成分のグルタミン酸ナトリウムを加えたもの、加えていないものを比較することでうま味の効果である味を調和させ、味全体を強く感じることで減塩につながることを体験いただきました。また、うま味成分であるグルタミン酸ナトリウムが天然の食材由来のものと調味料とは同じであることもお話ししました。
本講義でのうま味に関する情報がご参加頂きました先生方の授業の一助となりますことを願っています。
NPO法人うま味インフォメーションセンターでは、今後も様々な機会を通じて、うま味の正確で最新の情報を提供してまいります。

講義中の二宮くみ子氏
講義中の二宮くみ子氏
うま味の相乗効果を体験している様子
うま味の相乗効果を体験している様子