「おいしい、たのしい、うれしいにつながるうま味の活用法」~日本栄養士会の後援でウェビナーを開催
2021.03.19
人生100年時代を健康に生きるためには、年齢を重ねても「食べることができる体力」を維持することが大切です。では、「食べ力」をつけるにはどうしたらよいのでしょう。食べ残しの少ない介護食のヒントは何でしょうか。
うま味インフォメーションセンター(UIC)は2021年3月19日、日本栄養士会*の後援でウェビナー「おいしい、たのしい、うれしいにつながるうま味の活用法」を開催しました。講師として登壇したのはUIC理事の二宮くみ子博士と、福岡女子大学国際文理学部客員教授、管理栄養士であり料理研究家としても長年活躍されている村上祥子(むらかみ さちこ)先生です。
日本栄養士会と協働したウェビナーは初めての試みでしたが、同会の会誌で告知したことで注目を集め、管理栄養士を中心に200人以上の方に事前登録していただきました。
当日は病院や学校、企業等で勤務する管理栄養士を中心に170人が参加。
二宮博士は「うま味で美味しくヘルシーに!」と題し、栄養のプロフェッショナルに向けて、うま味に関する基礎知識の他、うま味の良さに気づいた世界のシェフたちがうま味をどのように自分の料理に活用しているのかを紹介。
さらに、コクとうま味物質の密接な関係について最新の情報を解説しました。
村上祥子先生は「うま味と食べ力で~人生100年時代の食事」をテーマに講演。ご自身の豊富な体験に基づいて、食べることの大切さを語りました。先生は「人生100年時代を生きるには体力がいります。“私が私らしく“生きるためには、ちゃんと食べることが大切」と語り、うま味を上手に使った介護食や電子レンジを上手く活用した簡単な出汁のレシピやおかずを紹介しました。
参加者からは「長期熟成肉やアンチョビには、イノシン酸が含まれていないということに驚いた。」 「うま味は食べることの楽しさや生きがいにもつながる、人生100年時代の強い味方だと思った。」など多くの感想が寄せられました。
*うま味インフォメーションセンター(UIC)は、公益社団法人日本栄養士会の賛助会員です。