日本調理科学会2025年度大会に参加
2025.08.30
うま味インフォメーションセンター(UIC)は、2025年8月30日~31日、一般社団法人日本調理科学会が主催する「日本調理科学会2025年度大会」に出展し、活動内容をご紹介しました。

今年度の大会は、「調理技術・器具の温故知新」をテーマに東海学園大学名古屋キャンパスで開催され、多くの研究者や学校関係者が来場しました。UICのブースには、だしやうま味、味覚、栄養について指導されている先生方をはじめ、学生、日本料理のシェフ、企業の研究者など、幅広い方々にお立ち寄りいただきました。


今年のブースでは、「うま味物質によるコクの増強効果」を、減塩味噌湯を用いて体験いただくことができました。食塩相当量0.5%の減塩味噌湯(平均的な味噌汁に対し約4割減塩)に、うま味物質*を加えたものと加えていないものを比較試飲いただき、皆さんは味わいの違いに驚きと納得の表情を浮かべていました。その後、うま味物質によるコクの増強効果について意見交換が活発に行われ、理解が深まる機会となりました。*グルタミン酸ナトリウム、イノシン酸ナトリウム、グアニル酸ナトリウムの混合物
さらに、2026年4月より「基本味である‘うま味’による社会的価値、心理的影響、行動変容等を科学的に明らかにする研究支援(助成)」を実施することを発表しました(募集期間:10月1日~12月31日)。大学の先生方や研究者の皆様にチラシを配布しながら説明し、多くの関心をお寄せいただきました。

また、UICではオリジナル出版物を無償で提供しており、ブースでは冊子「うま味」、リーフレット「うま味ってなあに?」(食育用)、「ご存じですか?うま味のこと」、書籍「umami: THE FIFTH TASTE」をご紹介しました。特に冊子「うま味」は、第五の味覚を科学的に解説する資料として、大学や専門学校の教材としてご好評をいただいており、今回も食育用リーフレットとともに多くのご用命をいただきました。
UICオリジナル出版物の詳細はこちらをご覧ください。

