うま味インフォメーションセンター

活動報告

「うま味の日」記念オンライン講義に参画

2020.07.28

  • 日時:2020年7月28日 8:30am-9:30am(日本時間)
  • 場所: オンライン
  • 講義名称:Umami Seasoning Day Webinar
  • 言語:英語
  • 参加者:世界9カ国から68名

世界的なコロナ禍に見舞われた2020年ですが、うま味インフォメーションセンターはオンラインによるうま味講演活動を積極的に展開しています。

7月28日、国際グルタミン酸インフォメーションサービス(IGIS)(*1)主催のオンラインセミナーが開催され、うま味インフォメーションセンター理事長で畿央大学教授の山本隆博士と、同じく当センター理事の二宮くみ子博士の2人が登壇しました。

山本博士は、うま味は食物にうま味を与えることに加えて、味の深みや広がり等を強め風味を高める機能があること、さらに、うま味は単体では好ましい味ではないが、食品との組み合わせにより好ましい味になることを経験することによって、うま味に馴染みうま味をおいしく感じられるようになること等を解説しました。

二宮博士は、池田博士のうま味発見からうま味調味料の発明にいたるまでの経緯を解説しました。その中で二宮博士は、池田菊苗博士は日本特有のだしの文化に馴染んでいたからこそ、うま味を発見できたことを解説しました。

「欧米には「うま味」そのものを味わう食文化が無いため、海外の研究者たちはうま味の存在を認識することができなかったため、この発見の良さを認め評価することができなかったこと、そして、うま味発見に関する米国化学会での池田博士の発表は、あまり反響がなかったことを紹介しました。

ウェビナーの画面

IGISは7月25日のうま味調味料の日(*2)を記念して毎年セミナーを開催していますが、本年は新型コロナ肺炎の影響を考慮してオンライン形式のセミナーとなりました。セミナーは英語で行われ、大学や研究機関、企業など世界9カ国の様々な組織から68人が参加しました。

講演後には参加した皆さんと「うま味は甘味を強める働きがあるか」「MSGを取りすぎる場合の弊害はあるか」といった活発な質疑応答がありました。

(*1)IGIS:International Glutamate Information Service とは、グルタミン酸、うま味、グルタミン酸一ナトリウム(MSG)に関して、科学的な根拠に基づいた正確な情報を提供する国際的な組織です。

(*2)うま味調味料の日:毎年7月25日。うま味を発見した池田菊苗博士が、うま味調味料グルタミン酸ナトリウム(MSG)の製造特許を取得した日を記念して制定されました。