うま味インフォメーションセンター

活動報告

和食産業展でのうま味講義「だし・うま味」

2015.05.11

  • 日 時 : 平成27年3月5日(木)11:00~11:40
  • 場 所 : 幕張メッセ 第10展示場 特設ステージ (千葉)
  • 参加者 : 和食産業展来場者 150名
  • 講 師 : NPO法人うま味インフォメーションセンター 理事 二宮 くみ子
  • 報告者 : NPO法人うま味インフォメーションセンター 室谷 純子

2013年12月、「和食:日本人の伝統的な食文化」がユネスコ無形文化遺産に登録されたことで、世界各国から日本の食文化や健康的な食生活への関心が一段と高まってきています。このような背景の中、本和食産業展は、一般社団法人日本能率協会の主催によりFOODEX JAPAN (国際食品・飲料展)と同時開催にて初めて催されました。実施の企画段階で、日本能率協会より、和食の特長の一つである「だし・うま味」について、当センターに講義の依頼があり、二宮くみ子理事による講義を行いました。
講義では、まず始めにミニトマトを試食し、うま味とはどのような味覚なのかを体感していただきました。当センターのホームページでご紹介しております「うま味体験」と同様、ミニトマトを口に含み、ゆっくり30回ほど噛むことで、「舌全体に広がる」、「持続性がある」、「唾液の分泌をうながす」といううま味の特徴を実感していただきました。

次に、うま味の基本情報として、代表的なうま味物質であるグルタミン酸ナトリウム、イノシン酸ナトリウム、グアニル酸ナトリウムの解説、うま味発見の歴史、うま味を多く含む食材やうま味の持つ様々な機能について説明し、昆布だし、かつおだしを試飲して、だしに含まれるうま味物質やうま味の相乗効果を体験いただきました。
会場は先着順のため、早くから着席される方も多くいらっしゃり、開始時には既に満席となりましたが、うま味体験を交えた講義により、ご参加頂いた方々にはうま味に関するご理解をさらに深めていただけたと思います。
うま味インフォメーションセンターでは、今後も様々な機会を通じて、うま味の正確で最新の情報を提供してまいります。

和食産業展案内チラシ
和食産業展案内チラシ
二宮理事講演の様子
二宮理事講演の様子