うま味インフォメーションセンター

活動報告

山本理事長が韓国の国際シンポジウムでオンライン講演

2023.06.29

うま味インフォメーションセンター理事長で畿央大学健康科学部教授の山本隆博士は6月29日、韓国 済州国際コンベンションセンター(Jeju ICC)で開催されたKoSFoST - 韓国食品化学工業学会 (Korean Society of Food Science and Technology) の国際シンポジウムにて、「うま味調味料で料理はなぜおいしくなるのか?」をオンライン講演いたしました。

KoSFoST は食品科学技術関連の非営利団体です。  
6月28日に開幕したKoSFoSTの国際シンポジウムは、「持続可能なフード・イノベーション: すべての人の未来への懸け橋」“Sustainable Food Innovation: A Bridge to the Future for All”をテーマに3日間にわたって行われ、韓国内外で第一線として活躍する食品科学技術分野の専門家が幅広いトピックスでセッションを行いました。

山本博士はKoSFoSTからの依頼を受けて今回のシンポジウムに登壇、「うま味調味料の風味向上作用へのコク味物質の関与について」(原題:Involvement of kokumi in flavor-enhancing action of umami seasoning)」と題して、博士が2023年に「Science of Food」誌に発表した最新の論文(*1)に則して講演しました。
聴講したのは、韓国の食品科学、食品工学の学術専門家やこれらを学ぶ学生、また関連する産業界関係者の皆さん約40名です。うま味調味料で料理がおいしくなるメカニズム、うま味物質とコク味物質の働きについて、博士の解説を非常に熱心に聴いていました。

(*1)T. Yamamoto and C. Inui-Yamamoto. The flavor-enhancing action of glutamate and its mechanism involving the notion of kokumi. Science of Food (2023)

<関連ページ>   
「新動画登場~うま味物質が料理を美味しくするメカニズムを科学的に考える!」
 https://www.umamiinfo.jp/topics/2023/04/post-30.html