うま味インフォメーションセンター

活動報告

アメリカの若きシェフにオンライン特別講義

2021.02.21

2021年2月21日、うま味インフォメーションセンター(UIC)は、アメリカの若きシェフ アマンダ・リーさんにオンライン特別講義「Webinar for Amanda Lee, the winner of Umami Cooking Competition」を実施しました。

アマンダさんは2019年秋に米チャールストンで開催された「the 2019 United States of Umami Culinary Competition(第2回米国調理師学校うま味料理コンテスト)」で、全米の調理師学校の代表者6名による最終選考を制して最優秀賞を獲得した期待の若手料理人です。(参照「アメリカの調理師専門学校でうま味料理コンテストを実施」)

本大会の優勝者には日本で研修する機会が与えられますが、2019年度はコロナ禍の影響により、オンラインによる研修が実施されました。

研修はニューヨークと東京を中継して行われ、前半はUICの二宮くみ子博士が和食のだしや世界のスープストックに含まれるうま味の話など、新世代のシェフに是非知ってもらいたい知識をレクチャー。さらに、後半の調理デモンストレーションで披露される和食弁当のうま味についても説明が施されました。後半では、東京・青山の日本料理店「てのしま」店主で、うま味インフォメーションセンターの「うま味アンバサダー」である林亮平シェフが、美しい懐石風折り詰め弁当を作り、和食の伝統の技を解説しました。林シェフは伝統を守りつつ独自の和食を作り上げる、注目の料理人です。

受講者のアマンダさんが目を丸くしてオンライン画面を見つめているのが印象的でした。林シェフが考案した、ドライトマトやひき肉などで、和食材を使わずに作る非常にユニークな和食だしの話など、アマンダさんにとって興味深い話が満載だったようです。「和食の五味、五色、そして『おもてなし』の心を学ぶことができるウェビナーでした。とても感動的でした。」と語ってくれました。

林シェフの美しい懐石風折り詰め弁当

うま味インフォメーションセンターは、アマンダ・リーさんがうま味の知識を活用し、料理界で大いに活躍してくれることを期待しています。